2012年3月31日土曜日

「ジャーナリストとともに学び、社会に関わるためのニュースメディア」始動


先月末(2012年2月29日)、約10か月の準備期間を経て、ニュースメディア『LIVEonWIRE_JOURNAL(ライブオンワイアージャーナル)』をローンチしました。こちらはオルタナSに掲載された記事です。


LIVEonWIRE_JOURNALは、読者にとって「ジャーナリストとともに学び、社会に関わるためのニュースメディア」であると同時に、参加ジャーナリストにとっては「読者とつながる場所」とし、一人でも多くの読者と参加ジャーナリストを「取材テーマ」でつなげていくことを目指します。「ニュースメディア」というよりも「ニュースコミュニティ」の方が言葉としては近いかもしれません。

現在既にご参加いただいているジャーナリストは、佐藤慧さん(@KeiSatoJapan)と楠本涼さん(@RyoKusumoto)の新進気鋭、若手フォトジャーナリストのお二人。これからも熱意あふれる若いジャーナリストやジャーナリストを志望する方にご参加いただくことを画策しています。

取材テーマは当面「震災」がメインとなりますが、参加ジャーナリストが持つそれぞれのテーマに徐々に広げていくことを考えています。

運営メンバーはstudioAFTERMODEの代表、矢萩邦彦さん(@yhgsa)と私を含め7名で、全員が本業の傍らLIVEonWIRE_JOURNALを運営していくことになります。矢萩さんが編集長を務め、私はディレクターとしてサイトの構築/運営/改善を担当します。

記事の質を重視しているため、ローンチしてから約1カ月で記事2本、対談記事2本と、記事の配信ペースは非常にスローですが、配信済の記事はいずれも力作、もし良ければぜひ一度お読みください。


今後、「もっと読みたい」「もっと知りたい」と思っていただけるような記事を配信していきたいと思いますので、気長に応援いただけると嬉しい限りです。


2012年3月30日金曜日

JEF2012データジャーナリズムセッションを終えて


ソーシャルメディアの浸透や、政府によるインターネットを利用した情報発信の普及、ウィキリークスの出現などにより、ジャーナリズムとネットは切り離せなくなりました。情報技術に対する理解無くしては、マスメディアと言えども情報の収集も発信もこれから益々難しくなります。

一方、ジャーナリスト活動に従事されている方々は、「情報技術について学ばなければついていけなくなる」という危機感を持ちながらも、日々忙しく、なかなか学ぶ機会が無いのが現状です。私はメディア企業で働いているのですが、記者・編集者のなかにそのような方をよくお見受けします。

そこで去る3月3日に日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)主催で開催したイベント「ジャーナリスト2012(JEF2012)」では、情報発信に携わる人たちが、聞いたその日から役立てられるような情報技術に関する知識を得られる場をつくりたい、との想いから、JCEJサポートメンバーの新志さん(@green000111)とともに「データジャーナリズム」のセッションを設計しました。

お招きした講師は、楽天技術研究所長の森正弥さん(@emasha)、駿河台大学経済学部専任講師の八田真行さん(@mhatta)、トランスコスモス株式会社理事でエグゼクティブリサーチャーの萩原雅之さん(@m_hagihara)、そして早稲田大学ジャーナリズム・コース准教授の田中幹人さん(@J_Steman)の4名です。半日で、情報技術の大局を知り(森さんの講義)、世界のデータジャーナリズムを概観し(八田さんの講義)、データからインサイトを得る神髄に触れ(萩原さんの講義)、データジャーナリズムのノウハウを獲得(田中さんの講義)する、というとても濃密なプログラムとなりました。詳細については新志さんによるブログ記事をご参照ください。


JEF2012では、「データジャーナリズム」の他に「コミュニケーションデザイン」と「イノベーション」のセッションを用意、いずれも盛況となりました。データジャーナリズムは他の二つのテーマに比べてやや硬く、あまり人は入らないかな、と予想(覚悟)していたのですが、良い意味で裏切られ、データジャーナリズムに対する注目度の高さを感じることができました。当日の様子はセッション参加者による感想レポートにまとめられています。


JCEJで毎月開催しているワークショップでも、今後データジャーナリズムを学ぶ機会をご提供できればと考えています。そして早速来月(4月14日)は萩原さんにお願いさせていただきました。


データジャーナリズムにご興味のあるかたはぜひご参加ください。

2012年3月28日水曜日

ブログ再開

本当に久しぶりのブログ更新。

この一年、本当に色々ありました。多くの方と出会うなかで、自分の非力さを痛感した一年でもあり、自分がやれること、やりたいことを模索し続けた一年でもありました。

ようやく落ち着いてきたこともあり、これからまた少しずつ更新していこうと思います。

ブログのデザインも一新。